[定例会]
11月12日(木)、当所にて、会員9名、オブザーバー1名の参加者を得て、11月定例会が開催された。11月は、昨年の台風災害を考える場として勉強会および定例会にて、気候災害をテーマに講演会が企画された。
本定例会では、「将来ではなく現在の問題としての気候変動」と題し、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱ 主任研究員 宗像慎太郎氏を講師に迎えて講演会が行われた。
講演では、気候変動とはどのような現象なのかを紹介され、気候変動によって起きている様々な影響について解説された。また対策、取り組みについての考察があった。気候変動による社会問題解決には長期的な視点が必要である。だからこそ、継続できるしくみが必要であると講師は語られた。当日は、コロナ禍における会合実施策の一つとして、会員向けにZoomによるリモート配信も実施した。
[勉強会]
11月5日(木)、当所にて会員8名の参加者を得て、11月勉強会を行った。講師に慶應義塾大学名誉教授、NPO法人鶴見川流域ネットワーキング 代表理事 岸由二氏を迎え「多摩川と鶴見川の共通氾濫地域の危険と対策について」と題し講演会が行われた。
大規模水害を考える時、豪雨は水害を引き起こすひとつの条件ではあるが、川の「流域」という地形が大きく関わるのだという説明から講演は始まった。流域地図を示しながら、水の動き、氾濫が起こるしくみ、危険と対策について具体的に解説頂いた。過去「暴れ川」と言われた鶴見川の氾濫や、昨年の台風19号も事例に挙げ、多摩川と鶴見川に挟まれた地区の危険と対策について考察された。参加者にとって身近な問題でもあり、質疑応答にも熱が入った。 |
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定例会にて気候変動について学ぶ
勉強会にて多摩川と鶴見川の氾濫について説明する講師
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