[定例会]
5月12日(水)当所にて、会員10名、オブザーバー2名の参加者を得て2021年度通常総会並びに講演会を開催した。今回は感染防止策を講じた会場とオンラインによるハイブリッド形式での開催となった。
通常総会では、司会の小林副会長による開会宣言後、菅原会長より挨拶がなされた。新型コロナウィルス感染症拡大が依然終息を見せず、当会事業活動においても制約を受けざるを得ない中、2021年度事業方針として「川崎異業種研究会の会員増強と価値増強」が示され、事業内容として「会員交流事業の促進(定例会・勉強会・県外視察会)」「会員増強活動の促進」「企業間連携・産学官連携事業への促進」の3つの骨子について述べられた。
続けて、菅原会長が議長に就き議事に入り、第1号議案「2020年度事業報告および収支決算承認の件」、第2号議案「2021年度事業計画(案)および収支予算(案)承認の件」、第3号議案「役員改選の件」について諮り、全会一致を以て承認された。
総会に続いて行われた講演会では、『プロスポーツのマーケティング戦略』と題して、㈱DeNA川崎ブレイブサンダース 代表取締役社長 元沢伸夫氏による講演が行われた。元沢氏は、DeNA横浜ベイスターズでのプロスポーツ経営を経て、東芝より運営会社を引き継いだDeNA川崎ブレイブサンダースの経営に取り組むこととなった。就任当初は圧倒的な川崎フロンターレ人気に比べて知名度が低く、プロバスケットボールのファン自体も多くなく、東芝時代のスポンサーも離れる等、逆境下でのスタートを切った。
そうした中、Bリーグでの地区1位や天皇杯優勝などチームの活躍に加えて、youtubeによる動画配信が奏功し、知名度・観客数・スポンサーを着実に増やすことに成功。地元企業や商店街とのコラボにより、Win−Winの関係構築に取り組むなど、地域密着型のプロスポーツとしての企業経営について講話がなされた。今後も市民・企業に愛される地元川崎のプロスポーツとして活躍し、地域貢献にも取り組んでいきたい旨の抱負が述べられた。
参加者一同、地域経済活性化に資するプロスポーツ経営について知る貴重な機会を得ることができ、大変参考になる講演会となった。
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通常総会にて、事業方針をはかった
地元川崎のプロスポーツとしての抱負が述べられた
講師の元沢氏
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