4月7日(木)、当所にて4月定例会を開催した。今回は「最近の地域経済状況について」と題して、川崎信用金庫お客さまサポート部調査役の竹内敏氏、並びに鳥海亮介氏による講演が行われた。
はじめに、竹内調査役より、同金庫による「中小企業景気動向調査」をもとに川崎市内の景況感について説明がなされた。地域経済は新型コロナウイルス感染症の影響下、全業種において業況の悪化が続いてきたが、2020年6月に底打ちして、第6波の流行を受けて一時悪化に転じたものの、全体的に緩やかな回復傾向に向かっている。最近の1-3月期では、不動産業が最も良く、卸売業が最も悪く、先行きについては、売上の減少、燃料・原材料の高騰による仕入価格上昇、人手不足が経営課題として多く挙げられた。
引き続き、鳥海調査役より、SDGsやカーボンゼロチャレンジ等の環境を配慮した支援はじめ、企業のM&A・事業承継等のサポートの他、大企業の知的財産を中小企業への活用を支援した事例として、菓子匠末広庵による新商品開発や吉本芸人と連携した㈱ショウエイによる防滑工事を紹介した動画を交えながら、川崎信用金庫「お客様サポート部」を中心とする充実した経営サポート体制について紹介がなされた。
参加者は、コロナ禍が続く地元経済の最新の状況と同金庫による経営支援体制について熱心に聴き入り、講演後も活発な質疑応答が行われるなど、大変有意義な定例会となった。
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コロナ禍における最新の地域経済状況を学ぶ
吉本芸人出演による企業支援の動画紹介
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