10月13日(木)、当所にて10月定例会を開催した。今回は「中東に関する基本概要 〜中東ビジネスの展開」と題して、神奈川大学経営学部国際経営学科教授 田中則仁氏による講演が行われた。
田中教授は、国際経営論・多国籍企業論がご専門。主に海外進出日系企業の事業活動やアジア地域での国際経営を研究テーマとされ、今回は自身のサウジアラビア及びオマーン滞在における経験談を元に、中東の社会経済やアラブ世界の概要、イスラム教に基づいた価値観など、多岐にわたるテーマについて説明を頂くとともに、オマーンからのモハメド留学生との交流を通じて、日本とオマーンとの食文化の違いなどの具体的事例から、異文化間コミュニケーションを学ぶことの重要性について伺った。
参加者は日頃なじみの薄い中東情報やイスラム社会について熱心に聴き入り、中東ビジネス展開のポイントや日本企業の進出状況などを知ることができ、和光大学小林ゼミ生もオンラインにて多数参加するなど、大変有意義な定例会となった。
講演後の懇親会においても、講師の田中教授を交えて、質疑応答や意見交換が行われるなど、活発な交流が行われた。
|
|
講師の田中教授
異文化間コミュニケーションの重要性を学ぶ
|