２月は移動定例会として、２月９日（木）に「つくば研究学園都市視察」を行った。

　当日は秋葉原駅集合後、つくばエクスプレスに乗り研究学園駅で下車。大型複合ショッピングセンターのイーアスつくば内にある「サイバーダインスタジオ」を視察。サイバーダイン社が開発した世界初の装着型サイボーグのＨＡＬを前に、開発経緯や介護・リハビリ等での使用例について説明を受けた後、肘・単関節タイプの装着・動作体験を行った。ＨＡＬはレンタルでき、事故で歩けなくなった方が数ヵ月間装着してリハビリした結果、自力で歩行可能まで回復した映像に一同感銘を受けた。

　続いて「食と農の科学館」に移動し、農研機構の方から、映像による事業説明を受けた後、シャインマスカットや紅はるか等の有名ブランド農産物をはじめ、稲作・大豆・果物の研究開発状況、光るカイコや青い菊の商品開発など、同機構による最先端の研究開発と商品化に関する展示について説明を受けながら見学した。身近な農作物や食に関するテーマでもあり、参加者は活発に質問を行い、非常に有意義な見学ができた。

　最後に、「地質資料館」へ移動し、研究員より説明を受けつつ見学。特別展「東京都心の地下をさぐる」期間中であり、最新の研究による首都圏の数万〜10数万年前の３Ｄ地形再現図や活断層・地下プレート移動による地震に関する説明を受けた他、豊富な地層断面・岩石等の標本や工夫を凝らしたジオラマやパネル等の展示物について分かりやすい説明を受け、一同時間を忘れて熱心に拝聴した。

　視察終了後、つくば駅に移動して駅前で懇親会後、再びつくばエクスプレスで秋葉原に戻り、「サイボーグ」「食と農」 「地質」という異なる３つのテーマを学ぶ充実した視察会を終えた。

ジュラ紀地層レプリカ前にて




食と農の科学館前にて



ＨＡＬの装着・動作体験