10月９日（木）、麻生区岡上にある農業生産法人 ㈱カルナエストにて、移動定例会を開催。代表取締役の山田貢氏の説明を受けながら、同社を視察した。
山田氏は江戸後期から続く農家の９代目で、美容師、調理師を経て家業を継ぎ、岡上で農産物の生産・加工･販売を行う６次産業を行っている。また、自家製野菜を使用した農家レストランの経営も行っている。
「ワインで岡上活性化」を目指しブドウ栽培を始め、酒造免許を取得。約150年続く実家の土蔵をリニューアルし、ワイン醸造所「蔵邸ワイナリー」を建設した。生産したワインは、自社レストランや地元イベントで販売している。同社のワインによる岡上ブランドの価値向上に向けた取り組みは「“川崎市市制100th記念”岡上プロジェクト」として令和６年度麻生区市民提案型協働事業に認定された。
さらに、持続可能な農業と若い担い手の育成を目的に、和光大学、明治大学農学部・理工学部、昭和音楽大学と連携を開始。特に和光大学では、学生が川崎市市制100周年記念ワインのラベルデザイン、ブドウ栽培・収穫、ワイン醸造・瓶詰めなどに参加している。
また、川崎市市民文化大使・EXILE 松本利夫氏による本事業のYouTubeでの情報発信などにも触れ、岡上の活性化及び都市型農業振興への多岐にわたる活動について説明を受けた。
視察後は、蔵邸ワインバー Bar a vinにて、交流会を開催した。岡上産スパークリングワインで乾杯し、山田氏が自ら腕を振るったイタリアンを堪能。旬のヌーボーや川崎市市制100周年記念ワインを飲み比べ、参加者一同、秋の味覚を楽しみつつ交流を深めた。
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