創立２０周年を祝して

川崎異業種研究会の活動が２０年もの間継続され様々な事業や会員間の交流によって有形無形の企業に対する貢献は計り知れないことを思う時、在籍中情熱を傾けともに切磋琢磨してきた沢山の仲間そして先輩や商工会議所の方々、 思いなかばで鬼籍された方などを思い感無量であります。

　 創立時に立会えた一人として異業種交流の幼少期、少し歩き始めることが出来たのは日本経済の異常上昇期にあっても其れに余り左右されない足元を見つめられる堅実な企業経営者集団として、新しい企業間交流によって何かを生み出そうとする情熱と意欲をもつ仲間が集められたことが今日の記念すべき２０周年を迎えられる要因となったように思われます。
　 創立後間もなく訪れた経験したことのないバブル崩壊という経済状況の大きな壁を乗り越えられた川異研の仲間たち、試行錯誤の苦しい中でも例会に集って顔をみながらの親睦でお互いに明日の元気を貰ってかえる。
歴代の会長、部会長の努力もあったことではありますが、組織母体の商工会議所の会頭、担当者のご理解ご援助が継続の大きな力となったことは言うまでもありません。
　 私の担当した年度、思い出しますのは「重役塾」の企画、開催であります。
講師をお願いしました先生や会員、新聞にまで取り上げられた事等、思い出 はつきません。
これからの川異研は構成するメンバーの移り代わりはあるでしょうが、２０年の経験と会員一同の夢見る情熱で更なる展開を期待し、川崎を含む京浜地域 の企業活性化の原動力となるよう祈念申し上げ祝辞といたします。
おめでとう御座います。

　創立時、重厚長大な京浜工業地帯という立地の中で、製造業中心の会員構成で設立しました。２０年の歴史の中で、川崎の産業構造が大きく変化し、川異研の会員業種も大きく変貌を遂げています。当初、活動の中心は企業間の情報交流及びモノづくりでしたが、ここ数年では少子高齢化や後継者問題等、時代と共に各社が抱えた問題の解決を共有できる場として交流してきました。
　これからは、若い世代を含め更なる情報ネットワークを活発にし、共に３０周年を目指して頑張りましょう。